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- 食生活を改善するには、どうすればいい?
- バランスのとれた食生活のコツを教えてほしい
毎日の食事は、健康を左右する非常に重要な要素です。理想的な食生活を送るために、なにから始めたらいいか、わからない人も多いのではないでしょうか。
この記事ではバランスのよい食生活について、基本から応用にいたるまでわかりやすく解説します。実践すれば、偏りのない栄養摂取ができ、より健康的な体を作れます。
本記事を読んで、健康維持へつながる食事選びができるようになりましょう。
理想的な食生活の基本原則
栄養バランスを意識した食生活を目指すためのポイントは以下の3つです。
- 食生活が健康に及ぼす影響
- バランスのよい食事をとるコツ
- 1日の推奨摂取カロリー
日々の食事で多様な食品から適量を摂取したり、規則正しくしたりするのが健康維持のカギとなります。早速、解説解説していきましょう。
食生活が健康に及ぼす影響
私たちの食生活は、心身ともに健康で過ごす上で、とても大切な要素です。 毎日何を食べるかで、元気いっぱい過ごせるか、心も体も健やかにいられるかが決まってきます。
バランスの良い食事を心がけることで、さまざまな病気にかかりにくくなり、いつまでも元気に過ごせる体を作ることができます。
食物繊維をたっぷり摂ることで、お腹の調子も良く、便秘の心配も少なくなります。
食事の時間をバラバラにしたり、同じものばかり食べたりするような不規則な食生活は、太りやすくなったり、生活習慣病の原因になったりすることも。 ビタミンやミネラルが不足すると、体がだるくなったり、風邪をひきやすくなったり、子どもであれば成長が遅れてしまうこともあります。
心理的な健康においても、十分な栄養素の摂取はストレスの軽減に役立ちます。
飲酒やカフェインの摂取に注意して、睡眠や心の健康に配慮しましょう。
健康的な食生活は幸福な生活を送るための基盤となり、長い目で見たときにも、健康を守るための大きな助けとなります。
食生活を整えることってしあわせの第一歩だと実感しています
バランスのよい食事をとるコツ
バランスのよい食事をとるためには、毎日の食事でさまざまな栄養素を適切にとり入れるのが大切です。体の機能を正常に保つとともに、病気の予防にも役立つからです。以下のようなコツをとり入れましょう。
- 毎食で野菜をとり入れ、食物繊維を確保する
- たんぱく質源として肉、魚、卵、豆製品をバランスよくとる
- 主食は全粒粉製品や玄米などの炭水化物が含まれる健康的なものを選ぶ
- 脂質は不飽和脂肪酸が多いオリーブオイルや魚に含まれるオメガ3脂肪酸を優先する
- 食事彩りをよくして、異なる栄養素を摂取する
- 高カロリーな飲食物や加工された食品の過剰摂取を避ける
皿モデル(※1)を参考にすると、食事のバランスをとるのが容易になります。間食も健康的な選択肢を選び、過剰な摂取は控えるのがポイントです。水分は十分にとるようにし、甘い飲み物は控えめにしましょう。食事記録をつけると、栄養摂取バランスをより把握しやすくなります。
以上のコツを意識すれば、より健康的な食生活を送れます。
» 栄養バランスを整える食事
※1 皿モデルとは、皿に盛る割合にあわせて栄養素をとる方法のこと。具体的には、皿の半分を野菜と果物にし、残りを主食とたんぱく質源とします。食事のバランスを考える際の参考にできます。
1日の推奨摂取カロリー
1日の推奨摂取カロリーは個人の年齢や性別、体重、身体活動レベルによって異なります。一般的に成人女性では、約1,600~2,400kcalと推奨されています。成人男性では約2,200~3,000kcalが目安です。
農林水産省の実践食育ナビを参考に、1日の活動量によって消費されるカロリーの目安を、以下の表にまとめました。
活動レベル | 女性 | 男性 |
活動レベルが低い (軽い活動のみ) | 約1,600kcal | 約2,200kcal |
活動レベルが中程度 (運動や立ち仕事を含む) | 約2,000kcal | 約2,800kcal |
活動レベルが高い (重労働やアスリート) | 約2,400kcal | 約3,000kcal |
美容や健康を維持するためにも、適切なカロリー摂取を心がけるのが大切です。特別な状況下にある妊娠中や授乳期の女性は、追加のカロリーを必要とすると覚えておくとよいでしょう。適切なカロリー摂取は、1日をとおしてのバランスのよい食事につながります。
1日の食事構成の基本
1日の食事構成を考える際には、栄養バランスを整えましょう。朝昼夜で、とるべき栄養が違います。以下では朝食、昼食、夕食の役割と食事のタイミングと量の決め方について解説します。
バランスのよい食事を心がければ体調が整い、日々の活動に必要なエネルギーを確保できるでしょう。
朝・昼・夜の食事の役割
朝・昼・夜、それぞれの食事は、生活における体の健康やパフォーマンスに欠かせません。活動的な1日を送るためにも、3食しっかりとるのがおすすめです。
- 朝食は1日のエネルギー源となり、目覚めた体を活動的にする
- 昼食は日中の活動エネルギーを補給し、午後のパフォーマンスを維持する役割がある
- 夜食は1日の締めくくりとして、体の修復や再生に必要な栄養素を提供する
朝食を抜くと代謝が低下し、集中力や記憶力に悪影響を及ぼす可能性があるので注意してください。昼食を軽視すると、午後の低血糖によるだるさや疲れを感じやすくなります。夜食は過剰なカロリー摂取を避け、消化によい食品を選びましょう。
3食の食事をバランスよく摂取すれば、血糖値の急激な変動を防ぎ、エネルギーバランスを保つのに役立ちます。適切な食事のとり方は、健康維持のためにも非常に重要です。1日3食を適切に管理するのが、長期的な健康とパフォーマンス維持のカギといえるでしょう。
食事のタイミングと量の決め方
健康的な生活には、食事のタイミングと量が重要です。体内時計に則した規則正しい食事は、エネルギーの効率的な使用と健康維持をうながします。3食それぞれの食事のタイミングや役割は、以下のとおりです。
- 朝食は起床後90分以内に摂取し、1日のエネルギー起動をうながす
- 昼食は午後の活動に備え、午前中のエネルギー消費を補充
- 夕食は就寝の2〜3時間前に終え、睡眠の妨げにならないようにする
上記のタイミングを守れば、1日のエネルギーバランスを維持できます。食事量は個人の活動レベルや年齢や性別、目標に応じて調節するのが肝心です。エネルギー摂取の比率は、朝20〜25%、昼30〜35%、夜40〜45%とされています。
間食も全体のカロリーを考慮してとりましょう。運動をする際は、前後の食事で適切なエネルギー補給と回復が求められます。適切な食事管理で健康を保ち、精力的に活動できるようになります。
» 健康を左右する食事の時間
栄養素の役割と適量
栄養素は、健康を支えるうえで欠かせないものです。それぞれの栄養素が持つ役割を理解し、適切な量を摂取するのが、健康的な生活を送るために非常に重要です。
各栄養素の役割と、1日に摂取すべき適量について解説します。
- たんぱく質、炭水化物、脂質
- ビタミンとミネラル
- 不足しがちな栄養素
バランスのよい食事を心がけ、栄養素の役割と適量を理解し、健康的な生活を送りましょう。
たんぱく質、炭水化物、脂質
たんぱく質、炭水化物、脂質は、私たちの健康を維持するための3大栄養素です。異なる機能を持ち、バランスよく摂取する必要があると認識しておきましょう。各栄養素のはたらきと1日の摂取量は、以下の表のとおりです。
栄養素 | はたらき | 推奨される1日の摂取量 |
たんぱく質 | 筋肉や酵素など体の組織を構成する材料 | 体重1kgあたり約0.8g (肉・魚・大豆製品など) |
炭水化物 | 脳のエネルギー源 | 1日のエネルギー摂取量の50%から60% (ご飯・パン・イモ類など) |
脂質 | 細胞膜の構成成分 エネルギー源や脂溶性ビタミンの吸収もサポート | 1日のエネルギーの約20%から30% |
心臓病のリスクを高める飽和脂肪酸は控えてください。代わりにオリーブオイルやナッツに多く含まれる、不飽和脂肪酸の摂取が推奨されます。トランス脂肪酸は、プロセス食品やファストフードに含まれる場合が多いです。摂取は極力避けましょう。
栄養素を摂取する際には、単に体に入ればよいわけではありません。適切な量をバランスよくとれば、健康を維持し、日々の活動に必要なエネルギーを確保できます。
» 脂質の摂取目安量
ビタミンとミネラル
ビタミンとミネラルも、私たちの健康を維持するうえで非常に重要な栄養素です。体内でさまざまな生理的機能を支え、不足すると免疫力の低下や疲労の症状が現れます。皮膚や骨の健康にも、悪影響を及ぼす可能性があります。
- ビタミンは脂溶性(A・D・E・K)と水溶性(B群・C)に分けられる
- ミネラルにはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などがある
- ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫システムのサポートに重要
- ビタミンDは骨の健康維持に必要で日光による自然生成が可能
- 鉄はヘモグロビンの成分であり、酸素運搬に不可欠
- カルシウムは骨や歯の形成に重要で、乳製品や緑黄色野菜に豊富
ビタミンやミネラルは野菜・果物・全粒穀物・肉・魚・乳製品などバランスよく摂りましょう。注意したいのは、摂取量を適切に管理する点です。過剰摂取は健康問題を引き起こす可能性があるため、適量を心がけてください。
» 厚生労働省の推奨する野菜摂取量は
不足しがちな栄養素
現代人の食生活は、特定の栄養素が不足しやすい問題を抱えています。とくに以下の表にある栄養素が不足しがちです。
栄養素 | 不足する要因 |
鉄分 | とくに女性は月経による損失や食事の偏りにより不足しやすい |
ビタミンD | 日光不足や食品からの摂取不足により不足しがち |
オメガ3脂肪酸 | 青魚を十分に摂取していない人が不足しやすい |
食物繊維 | 加工食品中心の食生活の場合、摂取が不足しがち |
カルシウム | 乳製品の摂取不足や他の栄養素とのバランスにより不足する |
マグネシウム | 精製された食品やファストフード中心の食事により不足しやすい |
ビタミンB群 | ストレスやアルコール消費により消耗しやすく不足しやすい |
上記食品を日常的に食事にとり入れれば、不足しがちな栄養素を補い、健康的な生活を送れます。毎日の食事で意識して摂取しましょう。
チェックポイント
不足しがちな栄養素は、それぞれ以下の食材から摂取できます。
- 鉄分:赤身の肉や緑黄色野菜
- ビタミンD:日光浴や魚類
- オメガ3脂肪酸:青魚
- 食物繊維:全粒穀物や野菜
- カルシウム:乳製品
- マグネシウム:ナッツや豆類
- ビタミンB群:穀物や肉類
食生活での注意点
健康的な食生活を送るためには、塩分や添加物、保存料など気をつけるべき点があります。以下3つの注意点をおさえましょう。適切な食生活を心がければ、健康を支える食習慣が身につけられます。
- 食塩の過剰摂取
- 添加物と保存料のとらえ方
- 糖質過多の危険性
食塩の過剰摂取
健康を維持するために、食塩の過剰摂取は避けましょう。1日5g以下の食塩摂取が推奨されているにも関わらず、多くの人が5gを超えているのが現状です。加工食品や外食には見えない塩分が含まれており、過剰摂取の一因となっています。
塩分の摂取を減らすには、食品のラベルを確認し、低塩製品を選ぶのが有効です。塩の代わりにハーブやスパイスを使用すれば、風味を保ちながら塩分を控えられます。
適切な食塩摂取量を意識すれば、腎臓病の進行を遅らせるだけでなく、むくみを軽減する効果も期待できます。家庭料理ではとくに塩分の使用量に気をつけ、定期的に血圧の測定も行いましょう。適切な知識を身につければ、健康管理に役立ちます。
» 1日の塩分摂取量
添加物と保存料のとらえ方
添加物と保存料は、食品の品質を保つために重要な役割を果たしています。食品の風味を強化し、腐敗や劣化を防ぎ、食品の長期保存が可能です。
適量を超えた添加物や保存料の摂取は、避けるべきです。適切な摂取量を守るためには、食品購入時に成分表示をチェックしてください。
対策として自然食品やオーガニック製品を選択すれば、添加物や保存料の摂取量を減らせます。食品選びでは全体の食生活のバランスを考え、各食品を適量で楽しみましょう。
糖質過多の危険性
糖質の過剰摂取は、健康リスクを高めると知られています。糖質が多い食品を多く摂取すると肥満のリスクが増大し、体内で余分な糖質が脂肪として蓄積されるからです。
血糖値が急激に上昇したのちに急下降する現象は、体がインスリンに反応しづらくなる原因となります。結果、インスリン抵抗性(※2)と呼ばれる状態を引き起こします。インスリン抵抗性は、糖尿病のリスクを高める要因の1つです。
糖質の摂りすぎは心血管系の病気のリスクをあげる可能性があり、虫歯をはじめとする歯科疾患の原因にもなります。糖分は虫歯の原因となる細菌の栄養源となるため、歯にとって非常に悪影響です。栄養の偏りを引き起こし、必要なビタミンやミネラルの不足にもつながります。
糖質が脳の報酬系を刺激して、過食をうながすのも問題の1つです。一時的に気分がよくなるため、つい食べ過ぎてしまう傾向にあります。慢性的な炎症を引き起こし、多くの病気を誘発する可能性があるため、糖質摂取には慎重になりましょう。
※2 インスリン抵抗性とは、膵臓から分泌されるインスリンに体が反応せず、血糖値が高くなることを指す。糖尿病だけではなく、メタボリックシンドロームや血管疾患などの原因となる場合があります。
糖質の多い食品の例
- 穀類(白米・麺類・パン)
- 乳類(アイスクリーム・ヨーグルトドリンクタイプ)
- 菓子類(どら焼き・ショートケーキ)
- 調味料・香辛料類(カレールウ・焼肉のたれ・ウスターソース) など
まとめ:栄養バランスのよい食生活で健康的な毎日を!
食生活は毎日の健康に欠かせません。1日3回の食事にはそれぞれの役割があり、全体のバランスが大切です。
- 健康維持にはバランスのよい食生活が重要である
- 食事の基本は朝、昼、夕の3食の役割を理解する
- たんぱく質、炭水化物、脂質はバランスよく摂取する
- ビタミンとミネラルも日々の食事で不足しがちなので注意する
- 食塩の過剰摂取や添加物、糖質過多は健康リスクを高める
ビタミンやミネラルなど、日常的に不足しがちな栄養素にはとく注意が必要です。推奨摂取カロリーを意識しながら、食事のタイミングと量を適切に管理して健康維持に努めましょう。
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