コープ(生協)とは?生活協同組合が提供するユニークな価値と利用のメリット

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コープ(生協)とは?生活協同組合が提供するユニークな価値と利用のメリット
  • 生協ってどんな団体?
  • 生協で買える商品はスーパーと違うの?
  • 生協のメリットが知りたい

「生協ってどんな団体?」「スーパーとどう違うの?」
——名前は知っていても、よくわからない方も多いですよね。

生協(生活協同組合)は、消費者がお金を出し合って組合員になり、みんなで運営する“非営利の協同組合”です。

わたし(ゆーぽん)は、無添加にこだわりたくて生協(アイチョイス)を選び、10年間利用しています。

この記事では、生協の基本やメリットに加えて、「無添加にこだわりたい人」「安く便利に使いたい人」などこだわり別の“自分に合う生協の選び方”まで、実体験をまじえて解説します。

生協とは

生協(生活協同組合)は、消費者が共同で運営する団体です。
利益を追求せず、消費者である組合員の生活向上を目的としています。持続可能な社会を目指す活動に積極的に関わり、地域社会の福祉にも貢献しています。

生協の起源と発展

生協のはじまりは、今から180年ほど前のイギリスにさかのぼります。
世界でいちばん古い協同組合といわれるロッチデール公正開拓者組合が生まれたのは1844年のこと。
「みんなが安心して、まっとうな値段で食べものや生活必需品を買えるように」という願いから始まりました。

当時の働く人たちは、自分たちの暮らしを自分たちの手でよくしようと、お金を出し合って助け合う仕組みを考え出しました。
利用する人が出資して運営にも関わることで、あいだに入る業者のコストをおさえ、なるべく公平な値段で買えるようにする——この考え方は、今の生協にもしっかり受け継がれています。

その後、生協の考え方はヨーロッパや北アメリカへと広がっていきました。
日本では戦後の経済成長の時期に大きく広がり、大学生協や職場の生協など、身近なコミュニティに根ざした形で育ってきました。

そして時代とともに、生協があつかう分野もどんどん広がりました。いまでは食べものや日用品だけでなく、保険や福祉、医療といったサービスまで手がけ、環境問題やフェアトレードなど社会の課題にも前向きに取り組む団体へと成長しています。

生協の構造

生協の構造について、以下の3つを解説します。

  • 生協の運営の仕組み
  • 生協のメンバーシップ
  • 生協で扱う商品とサービス

生協の運営の仕組み

生協のいちばんの特徴は、利用する組合員みんなが「持ち主」でもあることです。
ふつうのお店は「売る人」と「買う人」がはっきり分かれていますが、生協では利用する人が運営にも参加できます。
役員も組合員の中から選ばれるので、利用者の声がそのまま運営に届きやすい仕組みになっています。

事業で得られたお金は、よりよいサービスのために使われたり、組合員へ還元されたりします。

組合員が商品やサービスを利用することが、そのまま生協を支えることにつながります。
地域のニーズに合わせてサービスを広げていけるのも、おたがいに支え合って成り立つ生協ならではの強みです。

ふつう年に1回ひらかれる「総会」では、1年の予算や活動の方針、役員を決めるための話し合いが行われます。
こうして利用する人の意見をもとに、みんなで運営の方向を決めていくのが生協の大きな特徴です。

チェックポイント

総会は本来、組合員みんなが参加するもの。ただ、組合員の数がとても多い生協では全員が集まるのは大変なので、組合員の中から選ばれた代表(総代)が参加する「総代会」をひらくことになっています。

生協のメンバーシップ

組合員になると、運営に関わって自分の意見を届けられます。
そのうえで商品やサービスをお得な価格で利用でき、配達や予約購入といった便利なサービスを使えるのもうれしいところです。

こうした特典を受けるには、「出資金(※1)」が必要です。
出資すると総会での投票権を持てて、運営にも参加できるようになります。
さらに、料理教室やイベントなどを通じて地域の人とのつながりが生まれるのも、組合員ならではの魅力です。

※1 出資金は、加入するときに払うお金のこと。生協のさまざまな事業をささえる元手になりますが、生協をやめるときには返してもらえます(あずけておくイメージに近いです)。

生協で扱う商品とサービス

生協では、毎日の暮らしに欠かせないものを中心に、思っている以上にはば広い商品をあつかっています。
たとえば、こんなものがあります。

  • 食料品(野菜、肉、魚、加工食品など)
  • 日用品(洗剤、トイレットペーパー、シャンプーなど)
  • 学術関連商品(教科書、参考書、文房具など)
  • 家電製品(冷蔵庫、洗濯機、PCなど)
  • 衣料品(衣類、靴、アクセサリーなど)
  • 福利厚生サービス(保険プラン、旅行パッケージ、健康診断など)
  • オンラインショッピングと宅配サービス
  • コミュニティイベントの開催(料理教室、健康講座など)
  • 農産物直売所の運営
  • エネルギー供給(電力、ガスなど)

生協を利用するメリット

生協を利用するいちばんのメリットは、安全で品質のよい商品を手ごろな価格で買えることです。
しかも組合員の声が商品選びやサービスに反映されるので、「使ってよかった」と感じやすいのもうれしいポイントです。

ここからは生協のメリットを、「お金の面」と「社会への面」の2つにわけてご紹介します。

生協の経済的メリット

生協では、組合員だけのお得な価格で商品を買えます。
みんなでまとめて仕入れることで、その分のおトクが価格にしっかり反映されているからです。

1年を通してたくさん利用すると、還元金を受け取れたり、特別な割引が受けられたりすることもあります。

そのほかにも、こんなうれしいポイントがあります。

  • 共同購入(※2)による割安な商品の提供
  • 自然災害時の備蓄品や生活必需品の確保
  • 会員同士の共同購入による送料の削減
  • 共済制度や保険サービスをお得な会員価格で利用可能
  • エネルギー費用の削減を目指した取り組みによる経済的恩恵
  • 教育や福祉施設への優待サービスを通じたコスト負担軽減
  • 地域特産品を適正価格で購入し、地域経済の支援にも貢献

※2 共同購入とは、ご近所や職場のグループなどでまとめて1か所に届けてもらうグループ配達のこと。配達料が安くなるのがメリットですが、グループ内でのやりとりは少し必要になります。

生協の社会的メリット

生協は暮らしを支えるだけでなく、地域や社会にもいい影響を広げています。

  • 地域経済への貢献と地域社会の活性化
  • 地産地消の推進による環境への配慮
  • 消費者の利益を優先した公正な取引の促進
  • 組合員主体の運営で民主的な社会参加を促す
  • 教育や福祉への支援による社会貢献活動
  • 持続可能な社会の実現に向けた取り組み
  • 地域コミュニティの形成と強化のサポート
  • 労働条件の改善と雇用創出に貢献

なかでも大きいのが、地域を元気にする力です。生協は地域のつながりづくりを後押しし、人と人とがゆるやかに支え合えるまちづくりに一役買っています。働く場をつくることにも積極的で、地域にとって欠かせない存在になっているのですね。

こうして見ると、生協を利用することは、自分のためだけでなく住んでいる地域のためにもなる選択といえそうです。
» 生協宅配のデメリット

ちなみに生協は、地域ごとに運営団体が分かれています。
私が利用しているのは東海地方の「アイチョイス」ですが、たとえば関東近郊なら「パルシステム」が代表的です。
気になる方は、お住まいの地域の生協をのぞいてみてください。
生協の宅配パルシステム

生協の活動内容

生協の活動は、大きくわけると「生協そのものの事業・サービス」と「地域と手をたずさえて取り組む活動」の2つです。
はば広いニーズにこたえる体制が整っていて、いろいろな形で組合員に役立っています。

生協の事業とサービス

中心になるのは、生活必需品の販売や宅配サービスです。

そのほかにも、こんなサービスがあります。

  • 組合員への割引価格の提供
  • 食堂やカフェの運営
  • 組合員向けの保険サービス
  • 学生向けの教科書販売
  • 旅行やイベントの企画・割引
  • 組合員のための共同購入制度
  • 保育施設や介護サービスの提供
  • 農家との直接取引による地産地消の推進
  • 環境保護を意識した商品の選定と販売
  • 金融サービス(貯金・融資)の提供
  • 学校や職場内での店舗展開
  • エネルギー事業への参画や再生可能エネルギーの普及支援

生協のサービスは、どれも組合員の暮らしを豊かにしたいという思いでできています。はば広い事業を通じて、生協はわたしたちの毎日をささえ、あたたかいコミュニティづくりに役立っているのです。

生協が取り組む地域社会との協働

生協は地域の一員として、次のような活動にも取り組んでいます。

  • 農家からの直接仕入れを通じた地産地消の推進
  • イベントのスポンサーシップや共催で地域コミュニティを形成
  • 地元産業の振興を目的とした商品開発や販売の協力
  • 非営利団体やボランティア活動への支援と協力
  • 地域の課題解決に向けた協働プロジェクトや意見交換会の実施
  • 環境保護活動への参加や環境教育プログラムの提供
  • 災害時の支援活動や緊急物資の供給に関する協定の締結
  • 学校や教育機関との連携による食育プログラムの展開
  • 高齢者や障がい者の生活支援サービスの提供
  • 雇用創出に貢献する人材育成や就労支援プログラム強化

こうした活動を通じて、生協は地域の人たちと一緒に、安心して暮らせるまちと次の世代のことを考えています。
生協はただ商品を売るだけでなく、地域の暮らしそのものを豊かにしようとしている団体なのですね。

自分に合う生協はどれ?【こだわり別の選び方】

生協は地域や団体ごとに特色があります。「何を一番大事にしたいか」で選ぶと、失敗しにくいですよ。

まずは、お住まいの地域で使える生協をチェックしてみましょう。
≫お近くの生協を探す(全国マップ)

① 無添加・オーガニック・有機にこだわりたい人

食品添加物をできるだけ避けたい、安全な野菜やお肉を選びたい——そんな方には、品質基準の高い生協がおすすめです。たとえばアイチョイス(東海エリア)・パルシステム・生活クラブなど。化学調味料や農薬への基準が厳しく、原材料の情報公開にも積極的です。

→ わたしが10年使っているアイチョイスのレビューはこちら

② 価格や品揃え・便利さを重視したい人

「無添加までは求めないけれど、安全な食材を手軽に・お得に使いたい」という方には、品揃えが豊富で価格も手頃なコープデリ・おうちコープなどの大手生協が便利です。子育て割引などの制度も充実しています。

まずは、お住まいの地域で使える生協をチェックしてみましょう。≫お近くの生協を探す(全国マップ)

まとめ:生協を活用して暮らしを豊かにしよう!

生協はもうけよりも利用する人の利益を大切にする団体で、利用者みんなが運営に参加できるのが特徴です。

  • まとめて仕入れてコストをおさえ、その分を組合員に還元している
  • 安くて質のよい商品や、便利な配達サービスを利用できる
  • 地域の応援や環境への取り組みにも積極的
  • 食料品や日用品だけでなく、旅行などのサービスまで幅広く扱っている

食品や生活用品まで幅広く扱い、地域とのつながりも深いのが生協です。

なかでも無添加・安全にこだわりたい方には、生協は心強い選択肢。
わたしも10年間、生協を暮らしの土台にしています。

気になった方は、まずはお住まいの地域で使える生協を探してみてくださいね。

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